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当館は、雲根誌21ワールド関連の石の展示館です。親サイトは、理学部のゴミ箱(副題 化石と鉱物才集日記)です。 他に、菊花石博物館、マンガン鉱博物館、ノジュール博物館、トラピッチェ博物館、スカルンと高圧鉱物の博物館 があります。 このサイトは、奇石から、菊花石、マンガン鉱、ノジュール、トラピッチェ構造の鉱物、スカルン、翡翠、エクロジャイトを除いた「奇石のゴミ箱博物館」です。 菊花石博物館 (広告) ******************************* #
by go_sightseeing
| 2021-12-31 23:59
| プロフィール
岩石が玉ねぎ状になるのは、風化だとされているらしい。その根拠の一つが、粘土の溶解実験。粘土を水に浸けておくと、玉ねぎ状にめくれるように溶解するらしい。北海道立教育センターの記事にもある。そこで、自分でも、同じ実験をしてみた。 実は、北海道立教育センターの実験は、「泥ダンゴを作って十分に乾燥させてから」と書いてあるから、泥ダンゴを作った時に、丸く練って、その時に玉ねぎ状構造を作ってしまったのです。そのうえ、「十分に乾燥させて」とあるので、さらに玉ねぎ構造を強化してしまった。まあ、理屈をよく理解していたら、簡単に分かる事だと思うけど。 それともう一つ、玉ねぎ状構造とは同心円状の構造の事、渦巻き状の構造とは、意味が根本的に違う。よく似ていていても、構造的に全くの別物だから、これを絶対に混同してはいけない。北海道立教育センターの実験では、練ったために渦巻き状構造を作ってしまったと思う。 鉱物の世界では、良くあるんですね、「似ているから同じ物」だと言う説が。例えば、「菊花石は霰石に似ているから霰石の仮晶」と言うのが代表的かと。雲根誌21では、当たり前の事ですが、「似ているは、非なる物」と言うスタンスを取ってます。 こんな実験で、玉ねぎ状構造を「風化」と断定して貰ったら、全くの笑い事。むしろ、「玉ねぎ状構造は風化では説明が出来ない」と証明してしまった様なものと思うが。 僕自身、陶器を作るので、粘土はたくさん持っている。粘土ダンゴを作るのも簡単。しかし、わざわざ瀬戸の友人に頼んで、粘土鉱山から、何の手も加えられていない粘土塊を、そのまま送って貰い、それを乾燥させてから、丸く切り出して、それで実験をしたのに。 ***************************************** #
by go_sightseeing
| 2020-07-03 09:01
| 玉ねぎ状岩
まあ、信じて貰えないと思うけど、カニュク石は、カニュク苔が生成に関わっていると言うのが僕の説。鉱物コレクターさんにとっては、鉱物が有機的な物では嫌らしいので、あまり、こう言う説は嫌いかも知れないけど。 これは、富国鉱山での採集の折に気が付いた。苔と言っても地衣類かも知れないけど、この苔のある所を掘れば、必ずと言っても良い程にそこから出てきた。だから、珍しいと言うカニュク石が、何10個も採れたけど、乾燥させてしまったから保存に失敗、色が白色に変わったり、乾燥によって白鉄鉱が分解して、ボロボロになったりで、せっかくのカニュク石が、ほぼ全滅。それで、今は残った物を加湿状態で保存して、何とか小康状態を保っている。引っ越しや何やかやで、世話が出来なかったから仕方ないのだけど。 今回の実験は、山梨県の鈴庫鉱山の石。採集したのは、10数年前のズリ石。ただ、この時には、一欠けらのカニュク石も獲れず、黄色い砒素を含むと思われる粉状の物が付いたズリを使用した。 あの綺麗な鶯色の原因は、どうも葉緑素の色ではないかと思っている。だから乾燥で、白くなるのではと考えた。そこで、カニュク石が、苔などの植物と関係が有るのなら、それの付いている石を、カニュク石の生成する環境にすれば、再びカニュク石が出来るのではないかと考えて実験を始めていた。 加湿のため保存容器に入れ、光の当たる部分と当たらない部分が出来るように石をズリの様に積んで入れた。 保存容器内のズリ石の様子。この時の石には、鶯色の気は全く無かった。 半年が経って、今回確認して見ると、日の当たらない部分が、あのカニュク石色になって来て居る。 幾ら砒素を食べる苔でも、身体を作る栄養素は要る。少し肥料も与えてみようと思う。少なくとも、この石に付いていた苔は、水分によって生き返ったようだ。今後の経過が楽しみになって来た。 ************************************************ #
by go_sightseeing
| 2020-06-29 22:49
| 二次鉱物
球状花崗岩を展示ケースに収めた。 今、後、2ヶ所の産地の物を加工している物が有るので、これを含めると、15ヶ所にもなる。国内の産地の約半分を集めた事になる。と、言っても、僕が一人で集めたのではなく、若い子と既にリタイアした人、二人が手伝ってくれたからこそ出来たコレクション。 僕の場合は、ただ集めるのが趣味でないから、切断研磨して、その構造が良く分かる様に加工している。 こんな事をしていたら、球状岩と仲良くなり、友達になってくると、向こうから、色々と教えてくれるようになってくる。あともう少しと言う所にまで、なんとか辿り着いた気がする。 まず手始めに、近い所、田上山や東濃、猿投等の花崗岩地帯から始めて、順次、遠くへ広げて行く予定。全てが終わるのに、最低でも5年位は掛かるだろうと思う。 ********************************* #
by go_sightseeing
| 2020-06-13 23:40
| 球状花崗岩
最近は、球状花崗岩の成因を調べようと、切断標本作りを始めました。多分、奇石の中では、最も成因の複雑な部類に入る石だと思う。 奇石に興味を持ったのは、自宅近くに算盤玉石の産地が有ったから。それで、ちょくちょく訪れて成因を考え始めた。でも、これは、なかなか難しく、一筋縄では行かないと思った。それで、成因調べは、出来るだけ簡単な物からと言う訳で、高師小僧から始めた。その理由は、現在でも生成が進行中なら、目で見ても解るだろうと言う事でだ。でも、これは石とは関係の無い微生物の世界だったから、結構手こずったが、ほぼ完成。そして、比較的手短かな産地が有ったので、くいちがい石と進んで、これを解決。その次が一番難しいだろうと敬遠していた玄能石に。なぜなら、海中で生成する鉱物との事で、その知識が全く無かったから。そして、海の中では何が起こるか、全く想像も付かなかったから。でも、10年も、その様な鉱物の勉強すれば、なんとかなるだろうとの推測で、実際に産状を見たら、鉱物で無い事位は簡単に理解出来た。ならと言う事で、今度は化石に取り組んだけど該当する化石は無く、海生生物のお勉強で解決。そして、高校時代から化石だと考えていた菊花石、友たちの資料の提供を受けて調べたら、鉱物結晶であると言う証拠なんか一つも出て来ない。出て来るのは、「そうとしか考えられない」と言う話ばかり。そうだと言う証拠を誰も示せない、証拠も根拠も無く、ただ霰石仮晶方解石だと言うのみ。これでは、学問とは言えないだろう。ただの趣味の世界の話でしかない。 算盤玉石は、ひょんな事から、解決の糸口を掴んだ。それで、とんとん拍子に進んで解決したと思ったら、またまた問題が。火成岩だと思っていたら、堆積岩にも出来ていた。やはり、奇石は面白い。 そう思っていたら、球状花崗岩に興味を持っている人が現れた。日本国中の球状花崗岩の産地を調べて回っている人が、僕の存在を嗅ぎつけてやって来られた。興味は化石にお持ちの様だが、球状岩については、凄く熱心だ。ただ、コレクターとの違いは、「なぜ?」と言う疑問の追求心が有る。疑問を持つ、これは凄い事だと思う。実を言うと、僕自身、2ヶ所の球状花崗岩の産地の発見に関わっている。だから、興味が無い事は無かったけど、やり始めたら止められなくなると言う性癖なので、なるだけ観ない様にしていた。でも、見た以上はやるしかなくなった。 と言う事で、とりあえず、切断標本作りから始めたのである。 飛騨の球状花崗岩。 出来るだけたくさんの産地のを集めて、手に入れば切断標本にしてみようと思う。多くの産地が天然記念物指定なので、手に入れるのは、なかなか難しいけど、ネットにも流れているし、全く無いと言う訳でも無いので、なんとかなるとは思っている。 成因については、全てが全く一緒と言う訳では無いと思うので、とりあえずは出来るだけ多くの産地の資料集めから。 ********************************************* #
by go_sightseeing
| 2020-05-16 23:39
| 球状花崗岩
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